カテゴリ:桐野夏生( 8 )


冒険の国

桐野夏生の「冒険の国」を読み終えました。

久しぶりの桐野さんの小説。
千葉浦安のディスニーランドの近くの新興マンションで暮らす
成人した4人の家族
結婚をしない姉妹。
家にいて主夫する父。
朝早くから働く母。

主人公は妹の美浜。

上の階に住む、子供のいない夫婦の宇野さん。
美浜の仕事先の大家、吉田さん。
吉田を訪ねに来た恵一は
かつて美浜と付き合っていた英二の兄。
英二は、11年前に自殺していた。
自殺の動機は不明のまま美浜を縛り続けている。
恵一と出会い、英二と向き合い始めて
やっと時間が動き始める

「冒険の国」からの気に入ったフレーズはなし。


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by tatsuya3d | 2017-07-01 22:12 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

OUT

桐野夏生の「OUT]を読み終えました

登場人物の視点から
同じ出来事を展開させるやり方
そして、起こる事象に対して、
登場人物の感情と
その内容の描写の緻密さ
描写が緻密で、イメージできてしまいそうで気持ち悪いし
感情表現も、読んでる僕の感情とシンクロして、嫌悪する
そう言う意味では、良くできた物語なんだろうな

余りにも突飛だろうと思われる出来事で、共感は感じないんだけど
そうかもしれないという、納得感がある

弁当工場に夜勤のパートに勤める4人の中年女性
それぞれの家庭の事情を背負う
それぞれ、生きていくのに苦しんでる
そんなとき
4人の中でも、美人の一人が
夫婦げんかで、旦那に殴られ鳩尾に痣が出来た
旦那は、ホステス、博打に入れあげて、夫婦で貯めた貯金に手を付け費やしてしまった
それが原因での夫婦げんか
その翌日も、旦那は変わらない
旦那も、ホステスが居るバーと、博打の場所のオーナーに体よく追い返されてしまう
そのむしゃくしゃした気持ちのまま家に帰って
嫁の顔を見て、悪態をつく
我慢の限界に来た嫁は、思わず首を絞めてしまう
これがすべての始まり
遺体の始末を手伝う、女
その女の中に、過去を隠して生きてるものが
バーのオーナーは、殺人の容疑で疑われ過去が明るみになる
壊れた己を持つ女のと男の出会い
相手を破壊させる知略の戦いと
相手への支配
壮絶な最期に向かって

読んでいくとのめり込んでいくけど
感情が揺すぶられて疲れるなぁ

「OUT]からのフレーズです
「子供を持つということは、思うようにもならなければ、断ち切ることも出来ない人間関係を抱えることだ」
「どうしても思い通りにならないことがあるからさ、それが運命なんだ」
「誰も信用しないで生きていくなんてそんなことはできないよ。だって、それは自分を信用していないことじゃないか」

かなり読むのに疲れちゃった
しばらく、桐野さんのを読むのはお休みしよう
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by tatsuya3d | 2009-05-24 10:49 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

I'm sorry,mama.

桐野夏生の「I'm sorry,mama.」を読み終えました

何のために、その行いをしているのか
もっと、そこを中心に物語が進めばいいのに
ちょっと設定に無理があるよなぁ

娼婦の館に居た娘「アイ子」
戸籍もなく、学校も行ってない
娼婦の館が廃業し
施設に移って、育っていく
己だけが生きていくために
必要なものは自分の物にするし
邪魔なもの排除する
気に入らないことはしない
嫌いな奴は、遠ざける
そんなアイ子も母を偲ぶ
母が居ればと
手にかけた老女から宣告される
その宣告で、悪に気づく

心に残らないんだよなぁ・・・

「OUT」を読んでみて、それでも気に入らなきゃ
桐野さんのは、しばらく辞めよう
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by tatsuya3d | 2009-05-09 23:22 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

ローズガーデン

桐野夏生の「ローズガーデン」を読み終えました

この作品は、嫌いじゃないほうだけど
主人公の村野ミロ、1話目との絡みがよく解らない
1話目は何故入ってるのかな??
その1話目の題名が、本の題名だし。。。
意味があるのかなぁ??バラ園

第1話目は、謎解き物語じゃないのに
第2話目から、事件もの、職業が探偵だから??唐突だなぁ

一人の女の何かに夢中になり、
その何かを追い求める
女にその何かが失ったとき
男は、その何かを探し始める

いがみ合う近所同士
マンションという狭い空間
誰が誰を、怨み憎むのか、
身に覚えがあるから、身構える

男女
好き合う仲
信じていたのに
裏切られる
裏切りの報酬かぁっ

男女
思いが通らない
通らない思いは、突き抜けていく

「ローズガーデン」からのフレーズです
「虜になるということは、喜びでもあるし苦しみでもある」
「他人から見るとつまらんことでも、本人は必死なんだから後が怖いよ」

もう一工夫欲しいなぁ
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by tatsuya3d | 2009-05-08 21:34 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

リアルワールド

桐野夏生の「リアルワールド」を読み終えました

なぜか、桐野さんの作品は、食傷気味
気に入る作品とそうでない作品の差が激しい
今回は、気に入らない
上辺だけが、空回りをしてるようで
訴えかけるものがないんだもん

女子高生4人
仲が良さそうで、
互いの本心を探り合う仲
その中の一人の女子高生の隣で
殺人事件発生
一人で留守番をしていた女子高生は、
ただならぬ音を聞き
隣の家から出てきた、同学年の男の子とすれ違う
男の子に、携帯と自転車を奪われたことから
女子高生4人と、男子高生1人の奇妙の関わり方

女子高生二人を死に追いやってしまう
うーん、何故なんだろうな?

そうかもしれないけど、
うーん、そうなんかなぁって

次の作品に期待しよう

「リアルワールド」からのフレーズです
「どうして人ってプライドなんて面倒なものがあるんだろう」
「本物の「取り返しの付かないこと」と言うのは、永久に終わらなくてずっと心の中に滞って、そのうち心が食べ尽くされてしまう怖ろしいことだ」

もう一工夫が欲しいなぁ
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by tatsuya3d | 2009-05-04 00:19 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

玉蘭

桐野夏生の「玉蘭」を読み終えました

うーん、過去と現在が錯綜する物語
もっとすっきりして欲しいなぁ
筋としては面白いのに
ちょっと、消化不良だなぁ

恋人からの結婚の申し出も蹴って
単身、上海へ
恋人の思いは消えない
もう、やりのすことは出来ない
新しい自分を探しに来たのに、過去への思いが募る
そんなとき、遠い過去とシンクロする
上海にいたという伯父
伯父も、自分の未来を信じて上海で暮らしていた
広東と上海を結ぶ定期船の機関長
広東でであった女に、己を見る
女との暮らしが、己のすべて

過去の己が壊れて、新しい己か
眠っていたものが発芽してからが本物の自分か

それが、男女の性なのが、限界なんだなぁ
東京島もそうだったけど、そこから脱し得ないんだよなぁ
もう少し捻っても良さそうなのに

「愛しているのに憎しみでいっぱい」
「共同体の中で無難に生きるか、個人として強く生きるか。」
「肉体だけの女は抜け殻だ。どんなに自由になったところで、言葉は要る」
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by tatsuya3d | 2009-04-25 11:02 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

魂萌え!

桐野夏生の「魂萌え」を読み終えました

桐野夏生の「東京島」で余り良い印象を持っていなかったんだけど
読売新聞に連載の小説を少し読んで、印象が変わった

老いらくの恋
突然の夫の死

定年後の夫婦生活に、少しの波紋が拡がる
そこに、夫の突然の死が訪れる
混乱する妻
妻の混乱をよそに
夫の携帯電話が鳴る
そこから聞こえたのは、知らない女の人
夫の愛人だった
10年もその存在に気がつかず
夫の知らない側面が
そして、自分も未知の経験をはじめていく
愛人との確執
息子との遺産問題
女性同士の友達づきあい
そして恋??

人は一人を感じたとき、
誰かに傍にいて欲しい
話を聞居て欲しい
ものだ

支え支えられ、自分の居場所のあるところを求める

「魂萌え!」からのフレーズです
「老いという初めての経験を一人で迎えるのは怖い」
「歳を取るのが怖いのは、孤独が怖いからだ」
「結果が自分を傷つけようと、人生の残り時間はさほど多くない」
「独りでいるということは、穏やかで平らかな気持ちが続くことなのだ」
「恥に無縁で濃い人生なんて歩めませんよ」
「男というのは、・・・幼い時は母親、長じてからは女房、女の人の支えがなければ、腑抜けですよ」

たしかに、男は一人を好みそうで、一人だけでは嫌なんだよな
誰が、傍に女性が居て欲しい
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by tatsuya3d | 2009-04-17 20:18 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)

東京島

桐野夏生の「東京島」を読み終えました

世界1周を目指していた中年夫婦
ヨットが壊れ、無人島へ漂着
二人で暮らしていたところに
漁船で、重労働から逃げ出してきた12人の若者も漂着
若い男に囲まれて、妻から一人の女になっていく
女の性を武器にしながら
さらに、中国人も、追放処分で、この島に置き去り
中国人は、器用に船を造り
女とともに脱出を試みるが、失敗
島に残った男は、女をあてにしなくなっていた
セックスシンボルの偶像から落ちてしまった
女は、脱出中の船の中でも中国人のリーダーとセックスし放題
やがて、女に子供が宿る
そうこうしているうちに
新に、女性グループの漂流がある
幸いにも船は、小破、復旧させて
脱出、女性グループと、船を直した中国人の全ては乗れない
諍いが起きて、結局、日本人の女とその子供、そして中国人の男、フィリピン人の女は脱出
残された男女は、無人島で新な生活を始める

うーん、テンポも今一だし
内容も普通
各章ごとに、文章の書き方に差があるし
テーマは何?

僕は好きになれなかったなぁ

セックスと
人のエゴ
そして自分の過去の美化と隠蔽
それが書きたかったのかな?

この作家の他の本を読みたいとは思わないな

「東京島」からのフレーズです
「ものに名前が付けば、意味が生まれ、認識され、世界が確立する」
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by tatsuya3d | 2008-10-31 21:27 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


by tatsuya3d
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