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カテゴリ:京極夏彦( 48 )


ヒトごろし

京極夏彦の「ヒトごろし」を読み終えました。

いやぁ、長〜い。
久しぶりに辞典並、持ち運ぶのも重かったぁ。

土方歳三の物語
バラ餓鬼(イバラのように棘のある子供の意味らしい)のころから
北海道函館で死ぬまでを
史実をもとに、「命」をテーマに物語ってく。
江戸から明治へ、
武士階級が崩壊する時代
不穏な世の中。
戦い、人が死ぬ。
建設的なことはなく、ただただヒトが死に、
歳三は人を殺す。
歳三は人でなしだと、自分では思っているようだけど
一番、ヒトとして苦悩しているような物語

「ヒトごろし」からのフレーズです。
「世の中には必ず決まりが要る。どんな世の中になろうとも、決まりなくしては世の中にはならない。そして決まりは最初からある訳ではないのだ。必ず誰かが作るのだ。」
「戦略とは、戦を略すという意味だそうである。」



by tatsuya3d | 2018-12-14 23:05 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

虚談

京極夏彦の「虚談」を読み終えました。

ちょっと怪しく不可思議で、なにか嘘のような物語の短編集

ありそうで
なさそうで
嘘っぽくて
ちょっと本当っぽい
この世は謎、嘘でいっぱい

楽しく読みました。

「虚談」からの気に入ったフレーズはなし。


by tatsuya3d | 2018-06-23 22:34 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

書楼弔堂 炎昼

京極夏彦の「書楼弔堂 炎昼」を読み終えました。

独特の言い回し
書舗 弔堂の主人 龍典
弔堂に通うことになった物語の語り手 天馬塔子
何故か、名字を名乗りたくなかった塔子
歴史上の人物
田山花袋
添田唖蝉坊(添田平吉)[知らなかった。。]
福来友吉[超常現象の研究の福来博士]、前巻に登場した勝海舟
平塚らいてう[知らなかった。。]
乃木将軍(乃木希典)
そして柳田國男(松岡國男:今巻の中心的人物)
が龍典と語り合い、一冊の本と出会う
天馬塔子って誰という疑問符、次の巻で明らかになるのだろうか?

乃木将軍の節は、今の日本に必要なビジョンかも知れない。

「書楼弔堂 炎昼」からのフレーズです。
「情は論では割れぬよ。」
「悩みごとを忘れるのではなく、悩んでいる自分を消してしまうのです。」
「真理は、実は目の前にございます。」
「他人を疑う以上に、自分を疑うことです。思い込みはその大小に拘らず必ず真実を知る障害となります。」
「無駄に争わぬための智慧」
「疚しき心こそが、地獄でございます。
「尊重すべきは生。ならばその方の生きていたことを忘れずにいることーそれが菩提を弔うということでございましょう。」



by tatsuya3d | 2017-05-06 23:41 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

ヒトでなし

京極夏彦の「ヒトでなし」を読み終えました。

京極さんらしい物語。
京極堂シリーズを思い出すような展開。
元妻から言われた言葉の「ひとでなし」
人でないことを自覚した時
家族に抱く感情
生きていくための希望
などなど
人が求める自分に対する欲望
が無かったことに気づき
自分と他との境界も不確かだったことも理解し
ただ死んでいないから生きるだけ
そんな主人公の尾田慎吾
高校の時の友 荻野
ヒトでなしを自覚した時に出会った女性 塚本祐子
チンピラの鍋谷
4人は荻野の祖父の寺に向かう
祖父 湛宥は、人でないものになるための宗派の阿闍梨
その寺には4人の修行僧がいる
湛宥のメガネに叶い慎吾は阿闍梨となることに

面白い。
人でなくなれば、
この世の柵から切れていく
客観的に観ることで
人の理が見えてくる
この続きが読みたい

「ヒトでなし」からの気に入ったフレーズ。京極さんの語りは好きだな
「割り切れないものを無理に割っても余りが出るだけなのだ。」
「通じていると思うならそれは普く錯覚だ。」
「言葉は届かない。あんたに同情している奴はたぶん半分あんたを軽蔑してる。慰めている奴はたぶん半分嘲笑ってる。」
「あらゆる不満は己の中から湧くものである。」
「あらゆる苦しみは、生きることによって齎される。」
「ただ同時に、あらゆる楽しみも生きることによって齎されるものなのだ。」
「訴えなければーーーどんな不当も正当でしょう。」
「表現できなければ、他人に伝えることができなければ、そんな感情はないに等しいのだ」

by tatsuya3d | 2016-04-09 10:08 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

妖怪の宴妖怪の匣

京極夏彦の「妖怪の宴妖怪の匣」を読み終えました。

作者の言うとおり「無駄」の極みの本。
よくぞここまで、回りくどく
化け物、幽霊について述べられるものだと感心。
化け物から、お化け、変化、変身などなど
幽霊から、心霊、神などなど
読むのが辛くなってくるけど、読んでしまったから読んだ。
ああ〜〜〜疲れた。

まあ、無いものは無いのであって
そういう創作を言葉にしないといけないものね。。

当然ながら
「妖怪の宴妖怪の匣」からの気に入ったフレーズなし

by tatsuya3d | 2016-03-06 17:48 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

鬼談

京極夏彦の「鬼談」を読み終えました。

短編集9編
2ページしか無い編もある。
人は誰しも鬼を持っているというお話が中心

鬼情は、書き方の工夫があって、面白かった。
二人の僧のどちらが話しているか
インデントを上にするか、下にするかで分けてる
なかなか、素敵。

謎めいた
見えない家の話の「鬼景」
家に住み着いている伯母の「鬼棲」
は、ホラーっぽい

「鬼談」からのフレーズです。
「相思相愛というのは、互いに執着しあっているということなんです。」
「見えないものは見ようとするな。」
「組み合わせることで未知のものを予測することこそが想像力だと思うの。」

by tatsuya3d | 2015-09-19 10:18 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

書楼弔堂 破曉

京極夏彦の「書楼弔堂 破曉」を読み終えました

明治初期を舞台に
実際に居た人々を登場させたフィクション。
そうかもと思わせるところは、さすが、京極さん
京極さんの色が出ていて楽しく読めた。
この続本が出るのか、誰も知らない。
いや、京極さんだけは知ってるか。。

財産がある元士族の、高遠彬を語り部にして
古書を扱う書楼弔堂を舞台にして、
この本屋の主人と、本屋を訪れる人々が、本を通して発心する物語り
(主人の龍典は、京極堂シリーズの中禅寺秋彦に似てる)

「臨終」
訪れた人は、月岡芳年
失明し、己を失っていると認識しながらも
何かを求めて、本屋を訪れた
本屋の亭主は、一冊のノートを提示する。

「発心」
訪れた人は、泉鏡花。
高遠は、同行した尾崎紅葉の弟子を、畠芋之助と呼んで紹介した。
泉鏡花は、迷っていた。何を書きたいのかがわからないと
本屋の亭主は、松木騒動の載った新聞を提示する

「方便」
訪れた人は、井上圓了
圓了を引きあわせたのは、勝海舟
日本に民主主義を根付かせるためには、
広く教育を施したいと、
本屋の亭主は、鳥山石燕の百鬼夜行を提示する。

「贖罪」
訪れた人は、岡田以蔵と中濱萬次郎(ジョン万次郎)
裏には勝海舟
生ける屍の岡田以蔵に
本屋の亭主は、解体新書を提示する。

「闕如」
訪れた人は、巌谷小波
書くことに迷う小波
本屋の亭主は、小波が探していたメルフェンに加えて、日本のお伽話を提示する。

「未完」
今回は、本屋の外で、出会ったのは、中善寺輔
安倍晴明を祀る神社の宮司
神社に残された本の中から
本屋の亭主は、輔の父が書き付けてい巻物を残す。

やっぱり、こういう物語が好きだな

「書楼弔堂 破曉」からのフレーズです。
「世に無駄はない、世を無駄にする者がいるだけだ」
「悟るために修行をするのではなく、修行そのものが悟りなのでございます」
「逃げぬことを美徳とするのは、生きとし生けるものの中で人ぐらいのもの。」
「道は、外れさえしなければいいのです。」
「現実と云うのは今この一瞬だけ。過去も、未来も、今此処にないのですから、それは虚構でございます」
「生きていると云うことは、ずっと未完と云うこと」

by tatsuya3d | 2014-06-21 13:24 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

ルー=ガルー2 インクブスxスクブス

京極夏彦の「ルー・ガルー2 インクブスxスクブス」を読み終えました

京極夏彦さん作品は、読破したつもりになってったのに
図書館で、ふと本棚を見ると、
見慣れない銀色の太い本が・・・
読んでない!と、手にとって、借りてきた
超大作、約1000ページ
この厚さだけど、一気に読んでしまった

前作を思い出しながらの、読破

近未来の日本
前回の事件の関係者の少女たち
来生律子
牧野葉月
神埜歩未
都筑美緒
作倉雛子
麗猫
の6人と
元刑事とカウンセラーは、
またも事件に巻き込まれていくというか、前回の事件の続き

この巻で、一応の決着はついたんだけど
この6人の少女と、元刑事が、組織のユニットに組み込まれた
次作もあるかもしれないな、楽しみだ

電脳世界に、リアルコンタクトを有する少女6人と大人二人
そこに国家機関の公安が絡んでいく

少女たちの中でも、美緒が好きだなぁ
おたくっぽい
(前作も同じコメンドが。。。)

「ルー=ガルー2 インクブスxスクブス]からのフレーズです
「見える世間が混濁している」
「見えるものしか見えなくなってしまう」

by tatsuya3d | 2013-11-03 12:18 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

遠野物語 remix

京極夏彦x柳田國男の「遠野物語 remix」を読み終えました

柳田國男の遠野物語を
京極夏彦の監修で起こし直したもの

できるだけ原文のまま、現代文に
物語の順番を京極さんの監修で入れ替え
で実施されたもの

各物語をベースに
京極さんの物語を構成してくれたらよかったのに

遠野物語をベースにした、新しい展開の物語に期待しよう

「遠野物語 remix」からの気に入ったフレーズはなし

by tatsuya3d | 2013-08-31 09:39 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)

眩談

京極夏彦の「眩談」を読み終えました

どういうジャンルと言えばいいんだろう
淡々と、不可思議なことの独り言を散りばめたようなお話

ただただ、
謎のような
どうでも良いような
そういうこともあるかも
というような事柄ばかりの短篇集8編

便所の神様
歪み観音
見世物姥
もくちゃん
シリミズさん
牡蠣乃湯
けしに坂
むかし塚

読んだ感想すら、「まあ、そうなんだろう」となってしまう。

「眩談」からのフレーズです
「覚えていたくないから忘れるのだわ」
「嘘か実か、分けて決めて、何になりますか。」

この世の中、眩惑だらけだものなぁ。。

by tatsuya3d | 2013-03-10 12:43 | 京極夏彦 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


by tatsuya3d
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