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おぅねぇすてぃ

宇江佐真理の「おぅねぇすてぃ」を読み終えました

明治初期
日本が開かれていく時代
一人の元武士の青年、千吉は、英語を学び
その縁で、叔父の会社に勤め
外国人相手に商いをしている
英語は、心を寄せた女性 お順との競争心から生まれたもの
そのお順とは、縁無く、函館で暮らす千吉
函館で会った女性 小鶴
彼女が命と引き替えにもたらしてくれた真実(Honesty)
小鶴がただひとつ覚えた英単語Honesty(おぅねぇすてぃ)

お順もまた、真実に気づき
アメリカ人の夫と離婚を決意する
1年という離婚期間は、千吉と逢わないという
元夫との約束を頑なに守るお順
それを知らない千吉

二人は、お互いを信じることで繋がっていく

二人が結婚するまでの道程はつぶさに書かれてたのに
結婚してからのことは、あっさり
うーん、二人の結婚生活から、子供のことまで書いて欲しかったなぁ

男と女
人として、おぅねぇすてぃで生きていきたいな

「おぅねぇすてぃ」からのフレーズです
「人間は何事も正直と真心で人と接しなければならないんだ」
「人は身近な者に死なれると今まで見えなかったものが突然見えるものですね?」
「人間は死んじゃ駄目なんだ。どんなに苦しくても寿命が尽きるまで生きていなくっちゃ」

by tatsuya3d | 2009-01-07 22:55 | 宇江佐真理 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


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