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黒と茶の幻想

恩田陸の「黒と茶の幻想」を読み終えました。

大学時代の友人男女4人「利枝子」「彰彦」「蒔生」「節子」
20年経って、Y島(屋久島かな?)へグループ旅行に出かける
過去の疑問と謎を語り合うために
3泊4日
1日づつ、日替わりで、それぞれの立場から旅を眺める
男女4人に共通の関係者である一人の女性「憂理」
憂理と蒔生との関係が
利枝子と彰彦の関係を崩し、
彰彦の姉と蒔生との関係は蒔生と彰彦の関係に影を落とし
蒔生は、家庭生活に膿んでいるし
節子は、夫が余命1年の状況
それぞれの苦悩を、この度で洗い流していく
20年の月日で溜まったもの
気心が知れるからこそ出来ること

相変わらずの物語の展開だし
ところどころのエピソードは
恩田さんの本のアチラコチラのものに似てる
チョット寄せ集めって感じだったなぁ

「黒と茶の幻想」からのフレーズです
「愛していない者は説明しない」
「始まりはいつもさりげない」
「人は好意には敏感だが、愛されていることには気付かない」
「人は自分の見たいものしか見ないし、自分の中にあるものでしかものを見られないのだ」

by tatsuya3d | 2011-01-15 11:08 | 恩田陸 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


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