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レイン・レインボウ

加納朋子の「レイン・レインボウ」を読み終えました

「月曜日は水玉模様」の主人公 片桐陶子のサブストリー
偶然にも、連続して読めた
今回も7編の短編集だった
7という数字、こだわってるとしたら面白いなぁ

高校時代のソフトボール部での一人の訃報がもたらされれた
7年間の月日が過ぎていた
その間に起きていたこと、
チームメイトのそれぞれの立場での物語が動いていく

自分とは何?を
育児の中での孤独
仕事の中での張り合いと、孤独
子供との触れ合いと、子供の親のエゴ
まだ、これといったものが見つからない焦り
そして、友情

いろいろな角度から、自分を見つめ直すきっかけが生まれてくる

「レイン・レインボウ」からのフレーズです
「口に出した途端に、自分は安っぽくて子供じみた甘ったれ人間になってしまう」
「クールだと思われているけど、本当は単に臆病なのよ。どんな人も、いつか必ず目の前からいなくなってしまいそうで、怖いの」

人の心は、フラフラとさまよう。
時に固く、時に虚ろに儚く

by tatsuya3d | 2010-07-31 10:46 | 加納朋子 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


by tatsuya3d
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