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冬のオペラ

北村薫の「冬のオペラ」を読み終えました

デビュー作(空飛ぶ馬)に似た小説
身近に起こる謎を追って行く
ここに、名探偵が、この名探偵
京極夏彦のあの名探偵「榎木津礼二郎」みたい
バカはしないけど、真実が見える
残念なのは「殺人事件」が起こっちゃうことかな

日常に起きる人情の機微における不可思議
その謎を追う
こういう作品が好きだ

名探偵は、生きていくためには、
いろいろなバイトしなくっちゃいけない
肉体系やコンビニのレジ
名探偵なら、塾の講師や、予備校の先生でもいいのになぁ
パートタイムなら仕方ないか

「三角の水」
「欄と韋駄天」
「冬のオペラ」
の3短編

「三角の水」
一人で居る時に
火が出そうにないところに火が出て、
証拠隠滅の疑惑を持たれちゃう

「欄と韋駄天」
高校時代からのライバル二人
久しぶりの再開で欄の収集に話の花が咲く
珍しい欄が消える
ライバルが怪しいと睨むが、
ライバルにはアリバイが。。

「冬のオペラ」
憧れたた人、目標にしていた人が、ただの人であると分かり
あまつさえ、自尊心を傷つけられたとき
人は鬼になるのかも

「冬のオペラ」からのフレーズです
「この世で一番面白いのは人間と、人間のやることだ」
「でも真実は、多くの場合、現実に裏切られるもの」
「内心多くの求めるものがある。それこそが夢である」

by tatsuya3d | 2010-04-18 10:06 | 北村薫 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


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