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魂萌え!

桐野夏生の「魂萌え」を読み終えました

桐野夏生の「東京島」で余り良い印象を持っていなかったんだけど
読売新聞に連載の小説を少し読んで、印象が変わった

老いらくの恋
突然の夫の死

定年後の夫婦生活に、少しの波紋が拡がる
そこに、夫の突然の死が訪れる
混乱する妻
妻の混乱をよそに
夫の携帯電話が鳴る
そこから聞こえたのは、知らない女の人
夫の愛人だった
10年もその存在に気がつかず
夫の知らない側面が
そして、自分も未知の経験をはじめていく
愛人との確執
息子との遺産問題
女性同士の友達づきあい
そして恋??

人は一人を感じたとき、
誰かに傍にいて欲しい
話を聞居て欲しい
ものだ

支え支えられ、自分の居場所のあるところを求める

「魂萌え!」からのフレーズです
「老いという初めての経験を一人で迎えるのは怖い」
「歳を取るのが怖いのは、孤独が怖いからだ」
「結果が自分を傷つけようと、人生の残り時間はさほど多くない」
「独りでいるということは、穏やかで平らかな気持ちが続くことなのだ」
「恥に無縁で濃い人生なんて歩めませんよ」
「男というのは、・・・幼い時は母親、長じてからは女房、女の人の支えがなければ、腑抜けですよ」

たしかに、男は一人を好みそうで、一人だけでは嫌なんだよな
誰が、傍に女性が居て欲しい

by tatsuya3d | 2009-04-17 20:18 | 桐野夏生 | Trackback | Comments(0)
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「生活」でおきる、個人的な意見、感想、出来事をつづる超個人的記録


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